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マイクロチップは、動物の個体識別を行うために使用される、直径2mm、長さ12mm円筒形の大変小さな器具です。
それぞれに、識別番号が記録されている小型集積回路とアンテナが入っており、生体内での拒絶反応を防ぐ為の生体適合ガラスに包まれています。これを、専用のチップ挿入器(インジェクター)を使って犬や猫の体内に埋め込みます。体外からリーダー(読み取り機)でこれらの識別番号を読み取ることにより動物の個体識別を行うことができます。いわば、「体内に埋め込まれた迷子札」です。
世界中で使われているマイクロチップには色々な規格があり、現在日本国内で流通しているマイクロチップは、ISO規格(※1)というものです。以前は、それぞれの国で様々な周波数・コード体系のマイクロチップが使われていて、お互いに互換性がありませんでした。そこで、世界的な規格の統一のために作られたのがマイクロチップのISO規格です。
当院ではISO規格である以下のマイクロチップを使用しております。
製品名:ライフチップ
社名:大日本住友製薬株式会社
製造メーカー:Destron Fearing(米国)
写真:大日本住友製薬提供
※1 ISOとは国際標準化機構(International Organization For Standardization)の略称で、色々な分野において国際的に通用する規格や標準類を制定するための国際機関です。
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マイクロチップに記憶されているのは15桁の個体識別番号のみです。 この15桁の番号と登録データを「動物ID普及促進会議(AIPO)」(※2)のデータベースに登録します。 登録できる内容は以下の情報です。
◆ペットオーナーの情報
氏名・住所・電話番号・FAX・E-MAIL・緊急連絡先(携帯電話など)
◆ペットの情報
ペットの名前・生年月・性別(オス・去勢オス・メス・避妊メス・不明) 動物種(犬・猫・その他)・品種・毛色
◆マイクロチップ注入獣医師の情報
獣医師氏名・TEL・FAX・住所・動物病院名・E-MAIL
※2 AIPOは、Animal ID Promotion Organization(動物ID普及推進会議)の略称。マイクロチップの識別番号を登録し、データを管理する情報センターです。
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マイクロチップは、犬や猫の体内のどこに埋め込むのですか? |
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| 埋め込み場所としては、動物種によって異なりますが、犬や猫は左右の肩甲骨の中心または中心線よりやや左側の皮下に注入することになっています。 | |
どうして体内に入れた方が良いの? |
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| まず、失くしたり破損したりする心配がありません。せっかく付けておいた迷子札も、ちぎれて落ちてしまったり、風化して読めなくなってしまうこともありますが、マイクロチップは一度体内に入れてしまえば、落ちたり破損したりすることはまずありません。寿命は約30年もあるため、途中で読み取れなくなるということもありません。 また、取り外しができないというのも利点です。犬や猫が盗難に遭ってしまった場合も、マイクロチップは体内に埋め込まれているものなので取り外しができず、中のデータを変更したり消去したりすることもできないので確実な身元保証が可能となります。 | |
どうやって読み取るの? |
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| 首の後方の皮膚上にリーダー(読み取り機)をかざすと、リーダーから発信される電磁波によって、マイクロチップ内から、識別番号の情報が入った電波が発信され、リーダーのディスプレー上に識別番号が表示されます。日本において流通しているマイクロチップは原則的にISO規格であり、どこのメーカーのリーダーでも読み取りが可能です。 | |
海外に行く時には、マイクロチップが必要なの? |
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| マイクロチップは、現在では犬や猫のパスポート代わりに使われています。
犬や猫を海外から日本へ連れてくるとき、検疫の際に必要だった最短14日の長い係留検査が、マイクロチップのおかげで12時間以内に短縮できるようになりました。EU諸国など、日本以外でも検疫でマイクロチップの注入が必要とされている国や地域があります。日本の検疫においてはISO規格のマイクロチップを注入することになっていますが、ISO以外の規格のマイクロチップを要求している国や地域もありますので、その確認も必要です。 検疫に関する詳しい内容は動物検疫所にお問い合わせ下さい。 農林水産省 http://www.maff.go.jp/aqs/index.html |



