去勢・不妊手術
不妊手術について
当院では腹腔鏡による不妊手術をおすすめしています。
雌の場合、不妊手術をすることで下記の病気の発生を予防できます。
子宮および卵巣の病気
子宮蓄膿症 / 子宮内膜炎 / 子宮卵巣腫瘍
乳腺の病気
乳腺炎 / 乳腺腫瘍
乳腺は、卵巣から出るプロジェステロンというホルモンの働きで発育します。不妊手術をすれば乳腺の発育が抑えられ、乳腺腫瘍の予防に効果があります。 |
犬 | |
不妊時期 | 予防効果 |
初回発情前 | 99.5% |
1回目発情後 | 92% |
それ以降 | 74% |
2.5歳以上 | 効果なし |
猫 | |
不妊時期 | 予防効果 |
6ヶ月まで | 91% |
7~12ヶ月 | 86% |
13~24ヶ月 | 11% |
24ヶ月以上 | 効果なし |
去勢手術について
雄の場合、去勢手術をすることで下記の病気を予防できます。
精巣腫瘍
前立腺肥大・前立腺炎
肛門周囲腺腫
その他攻撃やマーキングなどの問題行動の緩和や、望まれない交配を予防できます。
また、通常は生後に精巣は陰嚢内に降りてきますが、おなかの中や鼠径部の皮下にとどまることがあります。これを潜在精巣あるいは陰睾といいます。潜在精巣は正常な精巣に比べて腫瘍化するリスクが16〜23倍高いといわれています。
また、通常は生後に精巣は陰嚢内に降りてきますが、おなかの中や鼠径部の皮下にとどまることがあります。これを潜在精巣あるいは陰睾といいます。潜在精巣は正常な精巣に比べて腫瘍化するリスクが16〜23倍高いといわれています。